メスのカマキリは交尾中にパートナーを殺して食べる習慣があります。オスにとってはたまったもんじゃない、と思うかもしれませんが、研究によればこの愛のための自己犠牲は生殖に有利なんだそうですよ。 カマキリの交尾中の共食いは広く記録されていますが、その理由に関しては科学者たちにも意見の分かれるところでした。そんな中で「Proceedings of the Royal Society B」に発表された新たな研究では、交尾後にオスのパートナーを食べたメスのほうが、そうでないものよりも多くの卵を産むことを示しています。しかも、ちゃんと食べられたオスは子供の役に立つんですよ。 この研究の共同執筆者で、フロリダにあるニューヨーク州立大学の科学者であるWilliam Brownさんはこうまとめています。「つまり交尾のカニバリズムは、オスにとっては子孫を残すための投資というわけです」 カマキリの交尾の約25%で
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