政府はイスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンに、現地に残る日本人らの退避のため、自衛隊の輸送機を派遣する方向で調整に入ったことが分かりました。 複数の政府関係者によりますと、政府は、タリバンが実権を掌握したアフガニスタンの首都・カブールの空港に、自衛隊機を派遣する方向で調整に入りました。 アフガニスタンに残っている国際機関の日本人職員や、日本大使館などで勤務していたアフガニスタン人の職員数十人を退避させるため、輸送機を派遣するということです。派遣は、「在外邦人等の輸送」を可能にする自衛隊法に基づいて行われる方向です。 自衛隊機派遣に向けた情報収集のため、政府は22日夜、先遣隊を派遣する予定です。