つくばエクスプレス(TX)の茨城県内延伸案を絞り込む第三者委員会で、「土浦方面」案が有力となっていることが21日、分かった。県がこれまでに候補と示した4方面のうち、土浦方面案は最短距離でJR常磐線に接続が可能などとしている。第三者委は来月、提言をまとめ、大井川和彦知事に提出する予定。 関係者によると、16日に非公開で行われた第三者委の第2回会合で、これまでの議論を受け、県がたたき台として土浦方面に絞った提言案を示し、議論した。閉会後、記者団の質問に、県交通政策課は候補名を明らかにしなかったが、「大体の方向性は見えてきた」と説明していた。 県はTXの将来的な県内延伸構想として、筑波山▽水戸▽茨城空港▽土浦-の4方面案を示してきた。第三者委は昨年12月の初会合で、東京圏からの人流創出や県内2大都市圏の交流拡大など四つの判断指標を提示。需要予測なども踏まえて議論している。 初会合では延伸効果を方