塩野七生が文藝春秋11月号に「”劣性”遺伝」という記事を寄稿していた。 一読して、あまりにとんでもない科学知識にクラクラしてしまった。 どこが間違っているか、いちいち指摘する気が失せる。 理系・文系などという言葉は使いたくはないが、彼女に遺伝子・酸欠脳・免疫・化学反応などの用語を使って「日本人へ」などと論じられたくないぞ。 まず遺伝の「優性」と「劣性」は、優秀・劣悪という意味ではない。 優性は dominant 、劣性は recessive 刺激を与えると劣化した遺伝子が改善される、と関係者が言っているそうだ。 酸欠脳というのが有るらしい 大切に育てられてきたということは、世間の風から守られて育ったということだ。 しかし、風って、酸素でもあるのでは? ならば、風に当たらなかったということは酸素欠乏、つまり酸欠のままで育った、ということにならないだろうか? そして酸欠とは、脳の働きの鈍化をき