英国で撮影された第1次世界大戦(World War I )の英雄で中国系オーストラリア人のビリー・シン(Billy Sing、2010年5月9日提供、1918年撮影)。(c)AFP/GALE'S STUDIO LTD/AUSTRALIAN WAR MEMORIAL 【5月11日 AFP】第1次世界大戦(World War I)で活躍したオーストラリアの英雄的狙撃兵、ビリー・シン(Billy Sing)を描いたテレビ映画で、英国人と中国人との間に生まれたビリー・シンを白人俳優が演じたことをめぐり、「オーストラリアの歴史を白く塗りつぶすものだ」として、中国系オーストラリア人らから怒りの声が上がっている。 ビリー・シンは、中国人の父親と英国人の母親のもとに生まれ、第1次大戦のガリポリ(Gallipoli)戦線で活躍した狙撃兵。敵兵200人以上を殺害した功績により「暗殺者(The Assassin