先日も紹介したけれど、id:k3alt さんのブログがとても興味深い。内容もそうだし、形は違うけれどもわたしもアイデンティティが自明でない状況で生きてきたので、いろいろ感じることがある。で、今回はエントリ「日本人って何だろう」にコメント。 僕個人の考えとしては、在日はみな朝鮮系、韓国系日本人となるべきだと思う。抵抗を示す在日コリアンもいるだろうが、民族と国籍の同一視を止めればいい。それは日本社会にも言えることだ。日本人と言えば民族的にも国籍的にも日本人であると言うニュアンスや捉え方は改めるべきで、国籍が日本人でも民族が違う○○系日本人という存在を許容する必要がある。許容するってのは、○○系ってだけで差別しないことだ。 そうなるためには帰化条件を大幅に緩和するか、出生地主義を取り入れるのがいい。特永所持者は帰化を届出制にしてもいいんじゃないかな。日本が乗っ取られる!とか言っちゃってる人、大丈
酩酊と幻覚の中で 現実が非現実の海のただなかに浮かぶ小島のようなものだとしたら、この小説の声はまさしくその波打ち際から聞こえてくる。意味の模様を描く淡い波の下に、意味が切り出される無意味の「地」までが、見えなくてもいいものまでもがありありと目についてくる。得体のしれない迫力を漲(みなぎ)らせた文体は一気に読ませる。 語り手の「俺」には定職がない。アルコールと薬物の依存症からは抜け出せない。妻とは別れ、恋人とも長続きしない。もし〈酒とクスリの切れ目が縁の切れ目〉のような関係を友情と呼べるのなら友だちだけは多いようだ。彼らは無軌道ぶりと自堕落さにおいて一腹の兄弟のようにそっくりである。「俺」とこの兄弟たちは呆(あき)れるほど延々と同じことをくり返す。酔っぱらう、クスリをやる、車を乗り回す。轢(ひ)き殺した母ウサギの腹から取り出した、ぬるぬるした胎児たちは彼ら自身の姿にほかならない。指ほどもない
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