先日何気なく入った居酒屋で刺身にかけた醤油が濃厚でほんのり甘く、あまりにも美味しくてびっくり。思わずお店の人に質問すると、福岡のある蔵元が造った刺身醤油であると教えてくれた。そういえば昨年から、石垣島のラー油、青森のスタミナ源たれなど、ご当地調味料が飛ぶように売れているようだが…。 「食料自給率アップや地産地消という考え方が主流になったこと、未知なる美味しいものを発掘するゲーム感覚が味わえる点も人気の理由。そして、ご当地B級グルメブームも火付け役でしょう」(日本調味料マイスター協会〈http://choumiryo.jp〉調味料マイスター・山本美智子さん) 確かに、富士宮やきそばはソースが、厚木のシロコロ・ホルモンはニンニク味噌がウマさのキメ手。つまり、その土地の味を一番ストレートに体験できるのがご当地調味料なのかもしれない。不況で、そうそう旅行にも行けない、しばらく故郷にも帰ってない