次の論文は面白いし、よくまとまっているのだが、大変に気になることが一つある。 視覚障害者の読書環境の歴史― 1985 年以降の電子書籍に注目して― 文章を読むとわかるのだけど 視覚障碍者=全盲で点字使用者 とデフォルトで考えているフシがあるんだよね。 以前調べたことがあるのだが 視覚障碍者で点字の読める人は視覚障碍者全体の1/10であり、全盲であっても、点字の読めない人は3/4近くに上る のである。 「音訳の部屋」 朗読奉仕のための読み紹介サイト 点字が読めるのは、視覚障碍者の10人に1人 全盲の人の3/4近くは点字が読めない 駅に点字表示がたくさんあったり、電車や公共の場所にあるエレベータ等に点字がついているから これで視覚障碍者への備えはばっちり と、たぶん、点字表示をつける側も、点字表示を見かける視覚障碍じゃない人達も思っているだろうけれども 白杖を持って歩いている視覚障碍者全員が「
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