東京都は16日、4月28日~5月8日に江東区青海で開かれたイベント「肉フェスお台場2016春」で提供された「ハーブチキンささみ寿司」を食べた8~41歳の男女49人が、下痢や嘔吐などの食中毒を発症したと発表した。男女3人が約1週間入院したが、いずれも快方に向かっている。江東区保健所はイベント主催社に近く、生肉提供をやめるよう改善勧告を行う。 保健所は食中毒の疑いが判明した今月6日、イベントを主催するエンタテインメント会社「AATJ」(港区南青山)に対し、ささみ寿司の提供をやめるよう指導を行ったが、同社はイベント終了まで販売を継続。計1万3924食を販売しており、今後も患者数は増える可能性がある。 都によると、今月6日に荒川区役所に「イベントで食事後に体調不良になった」と通報があり、食中毒の疑いが浮上。調査したところ、軽く湯通しした鳥ささみをのせた「ハーブチキンささみ寿司」(4個、700円