オススメポイント: 『デーヴダース』(2002)で英領インド時代を描いたサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督が、18世紀前半の西インドの王国を舞台に至高の愛を描く。バンサーリー監督が長年温めていた企画で、主人公たちの壮麗な居城や当時の衣裳などが見事に再現され、製作費は約14億5千万ルピー(約29億円)に上った。主演陣もそれにふさわしいスター揃いで、ランヴィール・シン、プリヤンカー・チョープラー、ディーピカー・パードゥコーンと超豪華な顔ぶれである。第63回国家映画賞最優秀監督賞はじめ7部門、第61回フィルムフェア賞最優秀作品賞他9部門など数多くの賞を授賞した。 あらすじ: 強大なマラーター王国で、王に代わり実権を握る宰相となったバジラーオ。前宰相の未亡人である母と、妻カーシーも喜ぶ。そのバジラーオのもとに、ブンデルカンド国の危難を訴える使者が駆けつけた。使者は同国の王女マスターニーで、バジ