〔訳注:「X世代」は、「ジェネレーションX」とも呼ばれ、1965年から1970年代生まれの世代を指す言葉(現在2024年で40代後半から50代後半に当たる)。ベビーブーマー(団塊の世代)の次の世代であり、先進国の戦後復興的な基礎価値観から逸脱したような思想を示した世代と一般的に見なされている。イーロン・マスクやフロリダ州知事ロン・デサンティスが世代を代表する人物として語られることもある。日本での「新人類」と呼ばれた世代と並べて語られることもある。〕 ドナルド・トランプが次のアメリカ大統領になる可能性は極めて高い。同様に、カナダ保守党の党首であるピエール・ポワリエーヴルが次の首相になる可能性も高い。これらが実現すれば、X世代はついに念願の反動保守政府を手にしたことになるのだろうか? 北米で政治の右傾化が続いている。この傾向の推進には、X世代が大きな役割を担った、との指摘は、もう当たり前だ。2
![アンドルー・ポター「X世代はなぜこうまで反動保守的なのだろう?」(2024年7月17日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/12a5d0b7fdeca73679d50b7b59a83d603c5902e2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F07%2FE01.webp%3Ffit%3D1200%252C779%26ssl%3D1)