郷愁そそる北関東へまた、今度は連載初の栃木県、人口約52万人の県庁所在地、餃子の街・宇都宮。僕は、埼玉から栃木の高校に通っていたので、何度か餃子を食べに行った。全国2位の生産量を誇るニラ畑。訪れるのは35年ぶりで、諸々新しくなったが、漂う香ばしいニラ&にんにくの匂いは同じ。主人公が都市化の波に逆らい農業を続ける、根岸吉太郎監督の『遠雷』(1981)の舞台でもあり、描かれるテーマは今日ますます大きな意味を持つように感じる。 約1キロの距離のJRと東武の駅の間の中心街。栃木県出身の斉藤和義の曲になった、東西500メートルのアーケード「オリオン通り商店街」。中小企業庁の「がんばる商店街30」に選出され、今も賑わう。屋根あり屋外イベント広場オリオンスクエアの隣、JR宇都宮駅東口から徒歩1分の立地に60年の歴史の、昭和の香り漂うゴージャスなビルがそびえ建つ。市内は、中心部からは車で行く距離にシネコン
![餃子の街のレトロモダンな映画ビル:ラジカル鈴木の味わい映画館探訪記 - シネマトゥデイ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/feb9a51ee92f4594f6a4b730506a617b9bd596a0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.cinematoday.jp%2Fa%2F6pgt3KTDAykk%2F_size_r1200x630%2F_v_1544432930%2Fmain.jpg)