ソロキン選手が6時間5分41秒を記録したのは、イギリス・ベッドフォードの400mトラックで開催された「Centurion Running Track 100Mile」。1kmあたり3分39秒で走り切った計算になり、2018年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで風見尚さんが樹立した6時間9分14秒の世界記録を上回る(※2)。 「練習中、世界最高タイムでフィニッシュしたら、笑顔で両手を挙げて、幸せいっぱいになる想像をしていましたが、実際は、ゴール後ただ空っぽになりました。『仕事は終わった』と」 フルマラソン地点を2時間32分33秒で通過、後半もペースを維持して走り切った。「苦しい場面はほとんどなかったですが、ずっと風との闘いでした。90kmまでは世界最高タイムが出るかわからなかった」 ソロキン選手は昨年の同大会で100マイルと12時間走の世界記録を樹立している。24時間走の世界記録も保持し超