世の中にはもともと面白い仕事などありません。 あるものは、努力とたくらみによって面白くなった仕事だけです。 これは私が新入社員に向けた研修で、毎年お話ししていた冒頭のコメントです。 どんな仕事でも、手にした段階では課題が山積し、到底解決しようもない問題児のような状態であることが多いように思います。残されたただ一つの道は、たくらむことによって、多くの人たちにとって役に立ち、楽しめる形へと変化させることだけです。 他人の働きぶりを見て「面白そうな仕事をしていていいなぁ」と思う時間があるならば、自分の仕事を面白くする努力をしなければならない、ということでもあります。 たくらむの本質は、苦労を楽しむこと 企画を立てることは、単なる仕事に過ぎないのかもしれません。 しかしながら、たくらみは、仕事という範疇を超えて課題解決を楽しむ姿勢であり、生き方そのものと言えます。 仕事だからといって、正しいことだ