アモック(東南アジア):無差別殺傷などの暴力衝動心の病気の中には、その人の属する社会、文化の影響が大きい、文化依存症候群というグループに属するものがありますが、東南アジアで見られたアモックはその代表的なものです。 心の病気は、本人の体質的な要因と共に、社会、環境的な要因が組み合わさり、ストレスなどをきっかけとして発症します。ある人には気分の落ち込みが主な症状として出現したり、またある人には、頭痛、胃潰瘍といった体の症状が現れたりと、心の病気の発現の仕方は、個人個人で異なるのです。そして時には、その人の属する社会、文化の影響が大きい場合があります。 こうした心の病気は文化依存症候群と呼ばれています。例えば、若い女性に多い拒食症がそうです。拒食症の背景には、「スリムな体がかっこいい」とされる現代の風潮があります。 文化依存症候群は、地球上のある社会、文化圏で主に出現するもので、地域的にも、また
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