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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/newsroom (3)

  • 「座りたがる妊婦」を非難する是非

    中国は今でもレストランの会の席はべ散らかしたゴミだらけ、いったんレストランを出ればところかまわず地面に痰を吐く――という「マナー後進国」だが、今から7、8年前北京に住んでいたころ、その中国人のマナーで感心させられたことがある。それは、バスや電車で老人に席を譲る意識の社会全体への浸透ぶりだ。 まだまだ道路が整備されていなかったから、中国のバスはよく揺れた。運転もどちらかと言うと荒いし、当時はまだ市内に今ほど地下鉄が普及しておらず、市民の主な交通手段はバスで、出勤・通勤時間帯はとても込み合っていた。座席を確保した人は誰しも席を離れたくないと思うだろうに、それでも老人が乗ってきたら誰もが「あー、座りなよ!」と、当然のように席を譲っていた。譲られる方も「ありがとねー」と、感謝の気持ちを顔いっぱいに表しながら座る。その様子がなんとも自然でほほえましく、見ていて「自分もそうしたい」と素直に思えた。

    iumem
    iumem 2011/10/07
  • 日本初の「ゲイ議員」が誕生

    統一地方選が終わったが、今回、日で初めて同性愛者であることを公言する「ゲイ議員」が誕生した。東京・豊島区議の石川大我と中野区議の石坂わたるだ。 性的少数者であるLGBT(レズビアンやゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の政治家としては、世田谷区議の上川あや(今回3期目の当選)が有名だ。彼女は生物学的な性別と人が自認する性別が一致しない性同一性障害で、戸籍の性別も男から女に変えている。 ニューズウィーク日版は06年、「ゲイ in Japan」という特集を掲載した。「ゲイ人」レイザーラモンが「ふぉ~~」とやっていた頃である。その時に取材をさせてもらったのが石川で、当時は何人かの仲間と一緒に、ピアフレンズというゲイの若者向けの友達作りイベントを開催していた(ピアフレンズは今はNPO法人となり、その輪もずいぶん広がっている)。 その後、NHKの番組に出演したり、千葉県の人権関係の委員を

  • 原発と生きる道はいらない

    「原発のある町」で育った。実家から原発までは8キロの距離。同じ町に暮らす祖父母の家からはわずか1.5キロ、少し高台にある畑からは原発の排気口が見える。 約45年前、原発の建設計画が発表された。町は賛成と反対に二分された。近所同士、親戚同士でも意見は割れた。文字通り「原発を抱えることになる」祖父母の集落では、住民投票が行われた。だが開票直前に県(町)が介入。投票箱が開けられることはなかった。電力会社は住民の説得に菓子折り以上のものをちらつかせた。ひとり、またひとりと反対派が減っていった。 着工から5年、運転が始まった。町内の全戸に小さなスピーカーが備え付けられた。原発で何か異常が発生した際、「真っ先に情報が伝わるように」と。でもこのスピーカーから、当に必要な情報が入ってきたことは一度もない。何かトラブルがあっても、住民が知るのは後日、数カ月後に新聞で。臨界事故は8年間、隠蔽されていた。いつ

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