キリンビールの「氷結」といえば、缶酎ハイのロングセラーブランドだ。2001年の発売以降、トップレベルの販売を続けてきた。 その氷結がいま、再び成長している。17年の販売数量は過去最高だった06年をついに超えた。前年を11%も上回る3900万ケース(1ケースは250ミリリットル×24本換算)を販売し、7年連続の増加となった。新商品の「旅する氷結」が目標を大きく上回ったことに加え、スタンダード商品や高アルコール度数の「ストロング」シリーズも好調だった。 氷結の強さの裏には何があるのか。キリンビールマーケティング部の井本亜香氏に聞いた。 ブランド定着、高アルコール商品で販売を伸ばす 氷結は01年の発売後、主に20代の若者に支持され、右肩上がりに販売を伸ばした。収穫した果実から搾った果汁を、加熱せずにそのまま凍結して使用していることが特徴。若々しさを前面に出し、缶酎ハイのイメージを変えた。06年に
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