東京電力福島第一原発事故による全町避難が続く福島県大熊町で5月にも、除染を終えた一部地区の避難指示が解除される。福島第一がある大熊、双葉の2町では初めて。ただ、事故から8年、避難先で生活基盤を整えた住民の大半は町に戻ることはないだろう。(小川慎一) 5原発9基態勢続く見通し、高浜1号機は秋以降に再稼働計画 原発の稼働は、西日本にある5原発9基の態勢が続き、新たに再稼働する原発はなさそうだ。運転期限40年を超え最長20年の延長が認められた関西電力の高浜1号機(福井県)は、8月に事故対策工事を終える。秋以降に地元手続きに入るが、運転再開は2020年となる可能性が高い。 福井県内で2原発4基を稼働中の関電は、使用済み核燃料の県外搬出という課題を抱える。一時保管する中間貯蔵施設の建設先を「18年中に示す」と約束したが「20年を念頭」と後退するほどめどが立っていない。西川一誠知事は県外搬出を強く求め
「感情」は私だけのもの、のはずだが――。その感情が意図的に外部から揺さぶられてしまう。人工知能(AI)技術の発展などに伴い、そんな性質をうまく利用しようとする動きがビジネスや政治の世界などで広まっている。そもそも感情とは何なのか、本当に思いのまま動かされてしまうのか。日本感情心理学会理事長の中村真・宇都宮大教授に聞いた。 ――人間の持つ感情はいつから備わり、その性質はどう変化を遂げてきているのでしょうか。 「一般的に、人間など哺乳類にはもとから備わっていると考えられています。その考えのベースになっているのが、ダーウィンが表情の機能について論じた『人間と動物における情動の表現』(1872年)という本です。世界中で表情について調査したデータから、感情は言語のように生後に獲得されるものではなく、生まれながらに持っているものだということを示しました」 ――その感情にはどんな種類があるのでしょうか。
東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働に際し、立地・周辺6市村に「了解権」はあるのか。公文書には、再稼働に必要な手続きを控え、日本原子力発電(原電)が自治体側の要求に合わせて事前了解の権限がある旨、述べていたやりとりが残されていた。 朝日新聞は6市村と原電の交渉記録など548枚(2012~18年)を那珂市から入手。大きく分けて、①6市村が従来の安全協定の見直しを求め、原電が拒否②原電が協定見直しを検討(14年~)③原電が新協定を提案(17年~)――という段階があった。 山場は③、運転延長の申請期…
日本原子力発電(原電)・東海第二原発(茨城県東海村)の新安全協定が結ばれるまでの経緯が公文書で明らかになった。原電は運転延長の申請期限直前、地元6市村の要求に沿って再稼働の事前了解を盛り込んだ協定案を提示していた。だが朝日新聞が新協定に事前了解を得るとする内容が含まれるかアンケートすると、地元6市村はあると答え、原電はないと回答。当時と異なる姿勢に転じている。
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