日本企業としては初の役職、CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)に就任した日本ロレアルの長瀬次英は、フェイスブックに在籍していた。そこで彼が学んだこととは。 「Welcome to Facebook!」 Tシャツ姿のザッカーバーグが本社に集まった新入社員たちを見渡し、声をかける。2014年春、当時37歳だった長瀬次英もその中にいた。クライアント・パートナーなる役職に就く彼は、フェイスブックの新人研修に参加していた。「そのときに配られたのが、これです」と、彼はカラフルな一冊を見せる。ザッカーバーグの言葉を中心に編まれた、しゃれた標語集だ。 「表紙のカバーも背表紙もありませんよね。 “未完成”がコンセプトだからです。フェイスブックに“完成”という概念はなく、わざとオフィスの天井を丸見えにしてみたり、壁の一部が剥がれていたり。常に誰かが良くしていこうという考え方なのです」 パッと開くと、“Unf
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