<生物多様性条約の締約国会議> 一色町沖の三河湾で、環境省レッドリストの絶滅危惧(きぐ)類に指定されているアカメの幼魚(体長6センチ)が捕獲された。県内での捕獲は非常に珍しく、碧南市浜町の碧南海浜水族館で今月下旬まで展示されている。 アカメはスズキ目で、体長1メートルにもなり、背中が大きく盛り上がる。目が角度によって赤く光るため、アカメ(赤目)と命名された。成魚は全体がほぼ銀色だが、幼魚には白い横しまや斑点がある。主に高知県や宮崎県など、西日本の太平洋沿岸に生息している。 この幼魚は8月、海中のアサリかごに入っていた。同水族館は、黒潮に乗って三河湾まで流れ着いたとみている。【安間教雄】