「カムイサウルス・ジャポニクス」の化石や複製骨格の横で、手を上げる竹中喜之・北海道むかわ町長(右)と、化石を分析した小林快次・北海道大教授=東京都台東区の国立科学博物館で2019年9月4日、永山悦子撮影 北海道むかわ町で発掘された国内最大の恐竜の全身化石について、北海道大などの研究チームが5日(日本時間6日)、新種恐竜と突き止め、学名を「カムイサウルス・ジャポニクス(日本の竜の神)」と付けたとする論文を英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。 この恐竜は、見つかった自治体名にちなみ「むかわ竜」と呼ばれてきた。6日は北海道胆振東部地震の発生からちょうど1年。震度6強の揺れに見舞われたむかわ町の竹中喜之町長は「運命的なものを感じる。カムイサウルスが現代によみがえり、地震でも無傷だった。復興を目指すむかわ町も、未来へ向けて新しい物語を描いていきた…