名古屋港水族館(名古屋市港区)は5日、飼育中のカマイルカの「サラ」(雌、推定17歳)がジャンプの訓練中にプールの外に飛び出し、通路に落ちて死んだと発表した。 水族館によると、サラは4日午後2時ごろ、後方宙返りジャンプをした際、勢い余って約5メートルの高さから落下した。死因は肺の破裂による出血死だった。 サラは体長2.11メートル、体重106キロ。08年12月、和歌山県太地町沖で捕獲され、水族館に来た。09年6月に「アイ」(雌)を出産し、今年1月から親子でショーに出て人気を集めていた。4日はアイの誕生日だった。 飼育を始めた時からサラを見守っていた斎藤豊・飼育展示第2課長は「サラはこの水族館で出産した初めてのカマイルカだった。アイの誕生日に亡くなったのは非常にショック」と肩を落とした。アイは今後、別のイルカとペアを組むという。水族館は訓練の在り方を検討するなど再発防止策に取り組む。【式守克史
トップ > 愛知 > 2月17日の記事一覧 > 記事 【愛知】 シャチ「ナミ」の死因探る 名港水族館、専門家委が初会合 2011年2月17日 名古屋港水族館(港区)で飼育され、1月に死んだシャチの「ナミ」の死因などを調査する専門家委員会の初会合が16日、同水族館であった。 委員会のメンバーは水族館の祖一誠館長やナミの解剖を担当した岐阜大応用生物科学部の柳井徳磨教授ら9人。ナミを譲渡した和歌山県太地町立くじらの博物館の林克紀館長や鯨類に詳しい三重大大学院の吉岡基教授、名港水族館との間に新たなシャチの貸し出し計画がある鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)の荒井一利水族館長らも加わった。 委員会の議論は冒頭を除いて非公開。誤飲した80キロ以上の石が臓器機能を低下させたなどとするナミの死因や飼育方法などを水族館側が説明し、メンバーで意見を交わしたとみられる。 名港水族館は、3月をめどに委員会の結論をま
治療を受けるナミ=13日、名古屋港水族館提供昨年8月、イルカと一緒にジャンプの訓練をするナミ=名古屋市港区の名古屋港水族館、小川智撮影 名古屋港水族館(名古屋市港区)で飼育されていたシャチの「ナミ」(雌、推定28歳)が14日に死んだ。同館によると、大腸炎とみられる症状が出ていた。昨年6月に和歌山県太地町立くじらの博物館からやって来たばかりで、記者会見した名古屋港水族館の祖一(そいち)誠館長は「名古屋に来てからこんなに早く死ぬとは思っていなく驚いている。できるだけ早く原因を究明したい」と話した。 同館によると、ナミは昨年末から食欲がなく、貧血が重くなっていた。薬剤の注射や水分補給で一時持ち直したが、今月11日から再び餌を食べなくなった。14日昼過ぎに呼吸困難になり、午後7時半ごろに死んだ。今後、大学や研究機関に組織検査を依頼し、詳しい死因を特定する。 祖一館長は「シャチは環境の変化に敏
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