東日本大震災の津波によって海底の土砂が巻き上げられた宮城県気仙沼市周辺の海域で、水質や生態系が回復していることが首都大東京や京都大などの現地調査で分かった。 調査チームは「海産物を安心して生産できる水準で、消費者にも三陸の海の幸を安心して食べてもらいたい」と話している。21日に仙台市で開かれる市民向けシンポジウムで報告する。 首都大東京の横山勝英准教授らは5〜10月、気仙沼市の漁師らで作る特定非営利活動法人「森は海の恋人」と共同で、同市沿岸の4地点で海の様子を調べた。 その結果、5月に通常の4〜15倍だった濁り具合が、10月には元の水準に戻った。5月に大量発生していた植物プランクトンも6月以降は収まった。海底の泥に含まれる金属類や油分も基準を下回った。 潜水調査も実施し、5月の海底は泥に覆われ、魚もほとんどいなかった。7月、9月と時を経るごとに、リュウグウハゼ、アイナメなどの魚に加
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