TREK(トレック)から、これまでの常識を覆す超軽量ロードバイク「Émonda」(エモンダ)が登場した。まもなくツール・ド・フランス2014が開催されるイギリス・ハロゲートで7月1日、世界中からサイクル・ジャーナリストを集めてワールドプレミアが開かれ、完成車重量わずか4.65kgの真新しい車体が披露された。(英ハロゲート 柄沢亜希) 軽量化のためカーボン繊維の1本1本を適正配置 エモンダはフランス語の動詞で「削ぎ落とす」という意味のémonderから命名された。3年の歳月を費やした開発プロジェクトは、まずフレーム形状を最適化することからスタート。その際、他に類をみないほど厳格な基準が設けられた。カーボンフレームは、ともすれば性能よりも見栄えが優先される場合があるが、エモンダのカーボン繊維は一本一本が「史上最軽量のロードラインナップを作る」ために、適正に配置されているという。