トンネル内の作業用通路にしゃがみ込み、新幹線の走行を体感する研修を受けるJR西日本の社員ら=福岡県内で2016年2月(博多総合車両所の社内報から) JR西日本は24日、新幹線トンネル内の上下線間の通路に車両検査担当の社員を座らせ、時速300キロの通過を間近で体感させる研修を廃止すると発表した。トンネル外の線路脇で行う従来の新人研修と同じ内容に改める。 来島達夫社長は同日の定例記者会見で、安全性に問題はなかったとの認識を示したうえで「検査体系や人材育成の観点から見直した。走行車両を目視する方法に改め、より研修の効果は高まる…