株式の「空売り」という用語を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。 空売りは「悪いこと」というイメージが一般的です。ヘッジファンドのようなカネの亡者が、会社の株価を売り崩し、儲けていると経営者等から批判されてきたからでしょう。 そもそも株価が高ければ景気が良く、株価が低ければ景気が悪いというように、株式市場は景気のバロメーターとして位置付けられています。すなわち「株は上がることが良いこと」として扱われています。 よって、相場の下落局面では、元凶とみなされる空売りをした投資家が批判されるのです。 株式の空売りは本当に「悪」なのでしょうか。株式を売ってはいけないでしょうか。株価の下落で儲けることは他の関係者の犠牲の上に成り立っているのでしょうか。 今回は、株式の空売りについて、その意義を考察していくものとしましょう。 株式の空売りとは 空売りのメリットとデメリット 信用取引の種類 空売りの