若者の新聞離れが伝えられて久しいが、実はここにきて新聞を購読する若い世代が増えているという。 「全体的には新聞の発行部数や購読者数は減る一方なのですが、若年層の割合が微増しているんです。ある新聞社が行ったアンケートによると“本当に必要なニュースだけ読みたい”というのが理由だとか」(全国紙記者) 例えば『読売新聞』全国版の読者年齢層の割合は、60代が最も多く21・9%、次いで50代の18・5%、40代の17・8%で、30代は9・2%(昨年の調査によるもの)。年齢層の高い世代に、より多く読まれている傾向にあるが、20代は13・5%と30代よりも多いのだ。 「『あやなん』って誰やねん」 ネットニュースで事足りるとばかりに、紙の新聞を読まない若者が多いといわれていたが、今は逆にネットニュースを見たくなくて新聞に回帰しているというのだ。 新聞の購読を始めたという20代に理由を聞いた。 「連日知らない