『牙 (タスク)』(Tusk)は、フリートウッド・マックが1979年に発表した2枚組アルバムである。 解説[編集] リンジー・バッキンガムは前作『噂』の成功以来、パンク・ロックやニュー・ウェイヴ等の実験的音楽への傾倒が激しくなっていき、その勢いを受けて次作の制作に取りかかりだした。そうして制作されたアルバムにはバッキンガムの影響力が強く出ている。アルバムにバッキンガムが9曲、クリスティンが6曲、スティーヴィーが5曲を提供していること、そしてバッキンガムの提供した9曲の録音時間よりもスティーヴィーの提供した5曲の方が録音時間が長かったことからも見て取れる。[1]バッキンガムの実験的な曲が一般に受け入れられなかった事と、2枚組アルバムで値段が高かった事による消費者の抵抗感によりタスクは前作『噂』並みの成功は収められなかった。が、それでもアメリカ国内でダブル・プラチナム(200万枚)の売り上げを