オタクはなぜ「お宅」と呼ばれるのか。 それは、コンテンツという寄生生物の「宿主」だからである。 オタクという宿主 前回の記事でカニに寄生するフクロムシを紹介した。 寄生されたカニは生殖能力を失い、フクロムシの繁殖に全力をつくすようになる。そして、コンテンツに没頭するオタクの振る舞いはこれに通じるものがある、と。 だが、オタクを思い起こさせるような行動を取らせる寄生生物は、フクロムシだけではない。宿主を操る寄生生物を調べてみると、他にも我が身を振り返りたくなるタイプが存在する。 冒頭に書いたオタクの語源は真っ赤なウソだが、本記事を読めば真実に思えてくるだろう。 奇行を晒す オタクというと、一般的にはインドアなイメージがある。似合う環境は暗く、ジメジメした場所だ。しかし中には、自ら外に飛び出し、自分の存在を一生懸命アピールする個体も存在する。聖地巡礼がいい例だ*1。 宿主にこうした行動を取らせ
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