野菜や果樹などの農作物を食い荒らす害虫のハダニが、天敵のアリの足跡を避けることを突き止めた、と京都大などの研究チームが発表した。アリの足跡に含まれる化学物質を感知して回避しているという。この物質は農薬として使える可能性があり、チームは特許を出願した。 アリはフェロモンなどの化学物質を使い、仲間同士で「道しるべ」「警告」「仲間」「縄張り」といった情報を交換することが知られている。研究チームは、これらの物質が昆虫やハダニなど他の動物に影響を及ぼしている可能性に着目した。 実験では、ハダニを食べるアリと食べないアリそれぞれの足跡をつけた葉とつけていない葉を並べ、代表的なハダニ類であるナミハダニとカンザワハダニの2種類が避けるかどうかを調べた。その結果、2種類ともアリの足跡を避けた。枝でも同様の実験を行うと、やはりアリの足跡を避けた。このことから、ハダニは自分を捕食しないアリについても、念のために
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