起動時に特定のコマンドを自動実行したい場合、コマンドをスクリプトに記述し、それを初期化スクリプトとして登録[53]します。 初期化スクリプトは、以下の順番で実行されます。 通常、/etc/init.d/rcファイルは固定で、/etc/rc.dディレクトリ内のファイルや/etc/config/rc.localをシステムに合わせて変更します。 Armadilloでは、ルートファイルシステムにRAMディスクを置いているため、/etc/rc.dディレクトリのファイルをArmadillo上で変更しても、次回起動時にはその変更は失われます。/etc/rc.dディレクトリの内容を変更したい場合には、毎回ルートファイルシステムイメージを作成しなおさなければならないため、開発の初期段階などファイルの変更が頻繁にある場合、効率が良くありません。 一方で、/etc/configディレクトリの内容は、flatfs