■構造的欠陥とは■ 「構造的欠陥」といっているのは、多数のソースファイルの全体におよぶ欠陥のことです。ここ では特に、プログラム全体から使われるため、たった1つのヘッダーファイルの善し悪しがプログ ラム全体に与える甚大な影響について説明します。ヘッダーファイル(.h)を作る時の常識を知らな かったために涙ぐましい苦労をしてバグを入れてしまうという欠陥です。 元のプログラムでは、先頭で標準以外のヘッダーファイルも使っていますが、さらにいくつかの 変数が別にわざわざextern宣言されています。さらにグローバルな変数の宣言も行なわれています。 大きなプログラムでは、プログラム全体で共通に使うような変数、配列、マクロなどが多数必要 になります。これをいかにちゃんとするかが、プログラムの「生死」を決めてしまいます。 抽象的説明で、理解しにくいでしょうね。 ■具体例■ では、変数 Cursor がど