文字列化演算子 マクロ関数だけで使用できる、便利な演算子が用意されています そのひとつが文字列化演算子です マクロ関数で受け取った値に対して#記号をつけることで それを文字列、すなわちダブルクォーテーションをつけた状態に置換えます (プリプロセッサディレクティブであることを忘れないでください。あくまでソース上で置き換わるだけです) #define STRING(str) #str このマクロ関数は、仮引数の値をダブルクォーテーションをつけた状態に置き換えます 次のプログラムを実行してください #include <stdio.h> #define PRINT(str) printf(#str "\n") #define STRING(str) #str int main() { PRINT(Kitty on your lap); printf("%sバイトは1キロバイト" , STRING(
gcc(Gnu C Compiler)の拡張文法 [警告!] C/C++言語初心者はこのページを読まないでください。 このページではgcc独自のC/C++拡張文法について解説します。 これらの拡張文法が可能にする機構は確かに便利なのですが、 もちろんANSI規格に従っていないので、一般的には使うべきではありません。 C/C++言語文法を学び始めている初心者はこれらgcc拡張文法を 知るべきではありません。C/C++言語を正しく理解する上で大きな 支障となります。 C/C++言語を十分に熟知した者は、gccがこのようなこともすることを 「雑談」として知っておくと楽しいかもしれません。もちろん 実戦に使うべきではありませんが。しかし初心者が偶然に、これらの 機能を使ってうまくいく場合がありますので、そのような初心者を 見つけたら、それが標準規格ではないことを注意してください。 配列変数をコピー
2009年07月03日 gccのビルトイン関数 (printf) gccのtipsを紹介します。主にgcc3.x からgcc4.x で変わっているところです。 #include <stdio.h> int main() { printf("Hello, world!\n"); } このプログラムはgcc3では普通にprintfを呼び出すコードを生成しますが、gcc4ではどうなるでしょうか。ARM版のexeGCC4でちょっと試してみます。 > gcc -S hello.c 生成されたhello.s を見てみると ... .LC0: .ascii "Hello, world!\000" .text .align 2 .global main .type main, %function main: @ args = 0, pretend = 0, frame = 8 @ frame_needed
GCCの拡張機能である-finstrument-functionsオプションとLD_PRELOAD環境変数を利用して実行時に関数とメソッドの呼び出しをトレースする方法のメモです。 この方法の良いところは、他のツールと違って、自分の興味がある関数やメソッドがあるソースコードだけを対象にトレースできる所だと思います。dtraceやcallgrindだとシステムコールやライブラリの関数の呼び出しまでトレースしてしまったりします。関数呼び出しをトレースするお手軽な方法です。 手法 -finstrument-functionsオプションをつけてコンパイルすると関数やメソッドの入口と出口に自動的に関数を呼び出す命令を挿入します。入口で呼ばれる関数は__cyg_profile_func_enter、出口は__cyg_profile_func_exitです。そんな感じで関数を定義してコンパイルオプションを
main() の前に関数を呼ぶ C/C++ のプログラムで、main() の前に関数を暗黙的に呼びたいときがあります。ここでは GCC の拡張を使った方法と、C++ のコンストラクタを使った方法を紹介したいと思います。 GCC では main() の前に呼ばれる関数を __attribute__((constructor)) という拡張機能を使って定義できます。たとえば、次のプログラムでは main() の前に foo() が呼び出されます。 #include <stdio.h> __attribute__((constructor)) void foo() { printf("hello, before main\n"); } int main (int argc, char **argv) { printf("hello, world\n"); return 0; } 実行結果は以下の
プロセスIDが変わっちゃうのね(^-^;; これってPOSIX違反じゃねーの? とかオモタ 何でかって言うと、 1.POSIX的にexecすると、exec呼び出しスレッド以外のスレッドは すべて死ぬ 2.LinuxにおいてプロセスID=メインスレッドのスレッドIDである 3.1,2とつじつまを合わせるため、exec時に自分がメインスレッド でなかったらプロセスIDを自分のスレッドIDに設定しなおす という動作をしているため。 (´_ゝ`)フーン ...
はじめに この連載ではUNIX系OSなどで使われるスレッド「pthread」についてサンプルを交えて説明していきます。pthreadはPOSIXが仕様化したスレッドモデルです。サンプルはCと一部C++、調査環境はFedora 8(2.6.23.1-49.fc8)、32bit、glibc-4.1-2、gcc-4.1.2-33およびFedora Core 6(2.6.18-1.2798.fc6)、32bit、glibc-2.5-3、gcc-4.1.1-30を使用しています。 前回の記事 第1回:pthreadについて(概要・生成) 第2回:pthreadについて(同期) 第3回:pthreadについて(条件変数・モデル) 第4回:pthreadについて(スレッド固有データ) 第5回:pthreadについて(スタックサイズ) 第6回:pthreadについて(スケジューリング) 10. キャンセル
他人が Visual Studio 6 で書いたC言語のプログラムを読む羽目になり、何が何やらさっぱりなので Doxygen で関数のリストを作ろうと思ったのだが、*.h ファイルのリストしか作られなくて悩んだ。 結局 EXTRACT_ALL を YES にすれば良いのであった。こちらの記事を参考にした。
C/C++ を使うプログラマは大勢います。しかし、その多くは OJT を通して言語を学んだのではないでしょうか? 実はそこに大きな落とし穴があります。 コンピュータや工学のことをよく知らない人たちは、時代の先端を歩むプログラマには「迷信」など無関係だと信じて疑わないかも知れません。しかし、迷信や誤解はどんな世界にも常に存在しています。 というわけで、ここでは C/C++ にまつわる迷信、誤解、よくある間違いを採り上げていきます。非常に後ろ向きな企画ですが、暇つぶし気分転換に読んでみてください。もしかすると、ご自身が迷信にとらわれていたことに気付くかもしれません。 追記(2009/03/15) このコーナーでは、C/C++ にまつわる迷信、誤解、よくある間違いを扱っています。決して「迷信」だけではないのですが、タイトルにはすべて[迷信]を付けています。 これは、主に検索エンジンでタイトルを見
作成日:2004.05.04 修正日:2012.09.01 このページは 2003年の9/11、9/28 の日記をまとめて作成。 はじめに PowerPC 系や Alpha などには population count と呼ばれるレジスタ中の立っているビット数を数える命令が実装されている。 集合演算を行うライブラリを実装したい場合などに重宝しそうな命令である。 職場でこの population count 命令について話をしているうちにビットカウント操作をハードウェアで実装するのは得なのか?という点が議論になった。 CPU の設計をできるだけシンプルにするためには、複雑で使用頻度の低い命令は極力減らした方がよい。 例えば SPARC は命令セット中にビットカウント演算があるが、CPU 内には実装しないという方針をとっている(population 命令を実行すると不正命令例外が発生し、それを
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