概要 RMON(Remote network MONitoring)とは、ネットワーク(LAN)の通信状況を遠隔から監視する仕組み。通信機器などを設定・管理するSNMPと併用されることが多い。ネットワーク機器と管理システムの通信手順(プロトコル)が標準化されている。 RMONに対応した通信機器は、ネットワーク上の各機器や機器間の通信量やエラーの発生状況などを監視し、管理システムへ報告する。管理者は様々な場所のLANの状況を一元的に把握することができ、障害の検知や原因の診断、利用状況の把握と構成の最適化などを素早く行なうことができる。 RMONによる監視は「プローブ」(probe)と呼ばれる専用の機器をネットワークに接続して行う場合と、ネットワークスイッチやルータなどにRMON機能が内蔵されており、これを利用して行う場合がある。RMONの仕様はIETFによってRFC 3577などとして標準化