ソニーの有力ブランド名を冠する新携帯は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが欧米や中国などで2005年8月から発売し、その後8カ月で550万台出荷した看板商品。日本ではKDDIの音楽配信サービス「リスモ」に対応するほか、専用の音楽管理ソフトを使い、ソニーグループが運営する音楽配信サイト「Mora(モーラ)」から曲を購入して取り込むことも可能。携帯電話機であると同時に、ソニーのウォークマンとしての機能もほぼ備えている。 アップルと1年前から検討 この発表に、衝撃を受けたのはソフトバンク。アップルとの間で検討中の同様のサービスを、先行されてしまったからだ。アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」機能を搭載した携帯電話機の開発を急ぐものの、「実際の投入は早くても2007年初め」(ソフトバンク関係者)になる。KDDIに半年も遅れてしまう。 ソフトバンクとアップルの連携は、「約1年前か