この資料では Windows のセキュリティ機構を利用する上で非常に重要な、 セキュリティディスクリプタ (Security Descriptor, セキュリティ記述子) について説明します。 セキュリティディスクリプタは、それぞれのオブジェクトに対して OS がどのようなアクセスを許可、 許可あるいは監査を行うか記述するものです。 Windows のセキュリティは誰がどこに対して何ができるか、ということが基本になっています。 これと対になるのは、.NET Framework のコードベースセキュリティと呼ばれるもので、 どのプログラムが何を出来るか、というものを基礎とするものです。 従ってセキュリティ・ディスクリプタには、「誰が」 「何を」 できるか書いてあると予想できるわけです。 そのように予想した上で、どこに 「誰が」 「何を」 できるか記述してあるのか図で見てみましょう。 セキュリ