兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる交流サイト(SNS)「X(旧ツイッター)」の投稿の9割が兵庫県外から発信され、東京が最多で3割を占める-。神戸新聞社が民間の分析ツールで調べたところ、そんな傾向が浮かんだ。急速な情報拡散が起きた昨秋の知事選以降、投稿数は減っているが、今も節目の会見などの際には万単位で増加する。東京を中心とした利用者の関心が、SNS上の議論の“熱量”を支えているとみられる。(特集取材班) 分析ツール「ソーシャルインサイト」を用い、Xで「斎藤元彦」という単語を含む投稿数と発信地を調べた。同ツールは投稿者のプロフィルから発信地の都道府県別の割合を推定できる。 1月以降の投稿数の推移を表す折れ線グラフ=グラフ(下)=では、3月末までに3万件を超える山が6回発生した。 投稿数がピークに達した知事選投開票日(昨年11月17日)の約27万件=グラフ(上)=と比べると少ないが、今も斎藤知事の失
