つい昨日「今年の冬はちょっと控えめ……に見せかけて、チラホラと爆弾も見かけている」なんて書いたが、それは真っ赤な嘘だった。特級の核弾頭が二発も埋められていた。『けものフレンズ』と『ハンドシェイカー』。それがこの冬に東西冷戦を産み出している、規格外の破壊兵器の名だ。 この二つを見ずしてこの冬は語れまい。双方とも、見届けるだけで時代の生き証人となることができる逸材だ。有り体に「弩級クソアニメ」と言ってしまってもいいが、もはやその表現すら生ぬるく思えるような戦慄がそこにある。 とりあえず、この衝撃を忘れないように、今のうちに書き残す。 貧者のサバンナ 『けものフレンズ』 ネクソン謹製のケモノ擬人化美少女RPG*1のアニメ化作品、それがこの『けものフレンズ』である。2015年3月16日からサービスが始まり、2016年12月14日にサービスが終了という、まさかの「死体原作」アニメである。 そんな死者