2003年、サザビーの「NOJESS」というブランドの企画で、 期間限定のギャラリーがオープンした際、 出品した50体ほどの人間のシリーズのうちの、1ペアです。 当時は想定していなかったのですが、 「タカモリ・トモコ全集」においては、 「いろいろな街の男の子と女の子」というテーマを設定し、 2体でひとつの作品として展示していきます。 「このふたりは、ヨーロッパの都会の子だと思いました。 でも、パリとかロンドンじゃない。 男の子のサマーニットが水色をみて、 あ、フィンランドだって思いました。 それで、首都のヘルシンキに。 このふたりは学生なのかな? あまり生活感を感じないので。 すぐ近くに自然のある都会で 好奇心旺盛に暮らしている学生のカップル。 映画『かもめ食堂』にやってくるようなふたりですね」 (タカモリ・トモコ談)