能登半島地震で被災した金沢市の観光名所である金沢21世紀美術館は、全館の再開が早くても2024年6月下旬以降にずれ込む見通しとなった。市の文化スポーツ局文化政策課が明らかにした。 同館は展示室の天井に取り付けていたガラス板の一部が損傷。床に落下したガラス板もあった。被害が出た展示室のガラス板、約70枚は24年2月下旬時点で撤去済みだ。さらに安全確保のため、市は全館で800枚以上使用している天井のガラス板を全て撤去する決断をした。対象となるのは、有料の展覧会ゾーンにある14カ所の展示室と無料の交流ゾーンにある1カ所の展示室の合計15室だ。
![金沢21世紀美術館が天井ガラス板約800枚を全撤去へ、24年6月の全館再開目指す](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/13a9f64d6a41c8b752007d2e16a750d5a446ee5b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F02706%2F022200073%2Fsns.jpg%3F20220512)