さいたま市の吉田一郎市議(54)(無所属)が20日の市議会文教委員会で、中央図書館長に対し、「首をつって死ね」などと不適切な発言をしたことについて、共産党や民進・立憲・無所属の会、公明党の3会派は22日、吉田市議に対する懲罰動議を新藤信夫議長に提出した。 懲罰動議は地方自治法に基づく制度で、戒告や陳謝、出席停止、除名の懲罰がある。28日の本会議で提案される予定で、可決されれば、懲罰委員会で審議していく。 この問題では、吉田市議が市立図書館の文庫本の購入と出版社の売り上げ不振の関係などを質問。館長が出版社から抗議は受けていないという趣旨の答弁をした後、吉田市議が不適切な発言をしたという。市教育委員会の細田真由美教育長は22日、読売新聞の取材に対し「人権を無視する発言」と述べ、今後、市教委としても抗議するとした。
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