クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、治安部隊の弾圧による27日の死者が少なくとも114人に上った。ロイター通信が伝えた。犠牲者には10~16歳の子どもが少なくとも6人含まれるという。「国軍記念日」だったこの日、国軍側は市民による抗議デモへの暴力を激化させた。 【写真特集】額から血を流す負傷者、棺にすがる女性 ミャンマーはいま 「息子が死んだ」。ミャンマー中部のシュエボで27日、少年を抱いた父親が泣き叫ぶ映像がSNSで広がった。現地メディアによると、13歳の少年は自宅前でデモの様子を見ていたところ、治安部隊に撃たれたという。中部メイッティーラでは13歳の少女が自宅で撃たれ死亡した。 ヤンゴンでは、露天商の両親が仕事をする近くで遊んでいた1歳児が、右目をゴム弾で撃たれて大けがをした。失明する可能性があり、手術を受けるため病院に運ばれた。 28日も各地で抗議デモがあった。ロイター通信によ