加工食品には、病気からの回復力を阻害する働きがあるかもしれません。 豪シドニー大学(University of Sydney)の研究チームはこのほど、高度に加工された餌を与えられたマウスは、無加工の穀物を与えられたマウスに比べ、インフルエンザ感染後の死亡率が著しく高くなることを発見しました。 穀物を与えられたマウスは10日以内に回復したのに対し、加工食のマウスは病状がどんどん悪化し、実験個体のすべてが死亡したのです。 従来から実験動物には、加工された餌が「穀物ベースの餌と栄養面で同等である」との前提で与えられているため、この結果は動物研究において重要かつ広範な意味を持つでしょう。 研究の詳細は、2022年11月15日付で科学雑誌『Cell Reports』に掲載されています。 Lab mice fed processed food found to fare worse against f