昨日の話の補足だけれども、 ぼくは、これからの時代に、「ハイ・テーブル」 のような知の集積を実現し、その中で 生きる上で、 どこかの組織に所属したり、 何らかの肩書きを持っていなければならない とは思わない。 ボクが学部学生だった頃は、 物理学の専門的論文を読もうと思ったら、 物理学科の図書館に行かなければならなかった。 今では、超ひも理論でも、重力理論でも、 最先端の論文が、インターネット上に (多くの場合タダで)掲載されている。 大学に入試があるのは、キャンパスや 指導教官などの資源が物理的に制約されて いるからであろう。 そのような制約のないインターネット上の 勉学の場に、「入試」などない。 本来、知は、大学などの組織が 独占しているべきものではない。 グーグルのやっていることの背後には、 かなり一貫した、深い思想が感じられる。 知は、万人に知られることを 求める。 先日の梅田望夫さ