【異聞 北の大地】「エゾ富士」水源地に中国人専用ゴルフ場、洞爺湖畔に謎のリゾート計画…中国資本、国土を侵食 「エゾ富士」羊蹄山(ようていざん)の麓に広がる北海道喜茂別町は、町の77%を森林が占め、喜茂別川などを源にした清流が流れる水源地でもある。その丘陵地に、広さ約210ヘクタールの中国人専用のゴルフ場が広がっている。 上空から見ると、紅葉した山間に緑の芝生が鮮やかなホールが連なる。日本企業が経営するゴルフ場を買収したのは、中国・北京の投資会社。ゴルフ場の従業員らによると、100%中国人オーナーのプライベートゴルフ場で、プレーするのはオーナーの知り合いの富裕層中国人だけ。実態は、オーナーと現地法人社長以外は分からないという。 買収当初は、会員制別荘地を造成し、アジアの富裕層に分譲するとしていた。町によると、開発行為の許可申請の準備をしているというが、事業内容は不明。町の担当者は「基本的には