火薬の燃焼ガスを、一定方向に収束させてやることで金属チップを高速で射出し、相手にぶつける、いわゆる「銃」「砲」というものは9世紀頃からその原型が存在していました。 最初の銃は、片側を閉じた金属パイプに火薬と弾丸を詰め込み、横の小孔から火を付けて発射するというもので、狙いをつけるという事ができるようなものではなく、なんとなく敵の方向に向けて撃ち放つだけのものでした。 当然、燃焼ガスが横にも漏れますので効率が悪く、威力も火薬の量からすればかなり低いものでした。 さすがにこの形式は非効率だし、面倒くさいということで、まず銃把というパーツが付け加えられ、ついで引き金と着火装置の組み合わせが導入され、1500年台には我々がイメージするような銃の形、火縄銃(マッチロックガン)の形が出来上がります。 これで、標的に狙いを付けたまま、最小限の動作で発射する事はできるようになりましたが、まだまだ、銃弾の命中
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