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BOOKと医療に関するja_bra_af_cuのブックマーク (3)

  • がん検診や過剰診断議論の見通しを良くするための本を紹介 - Interdisciplinary

    元首相の5人が欧州委員会に送った書簡をきっかけに、福島における甲状腺がん検診まわりの議論が起こりました。 www.sankei.com この議論、被ばくによって甲状腺がんが多く発生しているのかとか、検診は良い効果をもたらすのかとか、検診によって起こる害はどのくらいなのか、など様々の論点が含まれており、一筋縄ではいかないものです。そして、その理解には疫学という学問の知識を得る事が必須であり、それを疎かにしては、建設的な議論は望めません。 記事では、これまで私が読んできたの中で、これを読んでいれば幾らか議論の見通しが良くなるのではないか、と思われた数冊を紹介します。なんか歯切れの悪い言いかたですが、そもそも疫学は簡単では無い学問で、を何冊か読んだ所で全体像が明らかにもなりませんので、そう書きました。 ────── 基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版 作者:中村 好一医学書院Amazon

    がん検診や過剰診断議論の見通しを良くするための本を紹介 - Interdisciplinary
  • 斎藤環先生「自分の<声>という薬」――『自分の薬をつくる』書評④|晶文社

    私は精神科医として、坂口恭平の多方面にわたる活動を興味深く見守ってきた。坂口は双極性障害の当事者なのだが、一貫して現在の精神医療のあり方を批判しており、独自に編み出した自己治療の手法を著作などで紹介している。そうした彼の活動を快く思わない一部の精神科医がいることは承知している。これでは真面目に治療に取り組んでいる——医師の指示通りに通院服薬を続けている——患者を混乱させてしまう、というわけだ。 私も精神科医の端くれだから、彼らの言い分はわからなくはない。しかし、その批判が当たっているとは思わない。逆に問いたい。そういうあなたは、ガイドライン通りの治療法で、一体何人の双極性障害患者を寛解に持ち込めたのか?と。私? 自慢ではないが、改善事例は多々あれど、きれいに寛解して治療終結、という事例はいまだ記憶にない。しかし坂口氏の自己治療は、少なくとも彼自身の状態を寛解に持ち込み、現在は薬物を服用せず

    斎藤環先生「自分の<声>という薬」――『自分の薬をつくる』書評④|晶文社
  • うつの医療人類学 - 科学に佇む本の棚

    📖 国によって、文化によって、ヒトの逆境反応はどのようにあらわれてくるのか。そんな『文化依存症候群』の系譜で、日の精神医療とうつ病概念の推移を読み解く話題の書。 いじめ、差別、貧困戦争といった社会の構造的ゆがみのなかでうつ病がつくり出されるのに、個人のバイオロジーの問題にすればそうした問題が容易に隠蔽されかねないことが指摘された。 1958年の自殺の流行については、戦時中に教育を受け、終戦時教科書に墨を塗らされた世代が、ある程度世の中が落ち着いた(彼らが20代の)とき、大量に自殺に走ったことが指摘されている。 文化人類学者オベーセーカラは、北米ではおそらくうつ病とみなされるであろう人々が、スリランカでは苦難に満ちた現世をいわば正しく「認知」する敬虔な仏教徒として尊敬を集めていたことを報告した。 「感情労働」による疲労を、うつ病概念がすくいあげ、社会的救済への道を開いたことは日うつ

    うつの医療人類学 - 科学に佇む本の棚
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2018/12/03
    "「感情労働」による疲労を、うつ病概念がすくいあげ、社会的救済への道を開いたことは日本のうつ病言説の特徴であり、日本での流行をつくったもうひとつの要因だ"
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