東映やくざ映画の一時代を支え、最後まで多彩な活動を続けた菅原文太さん。突然の訃報に、共演者らから追悼のコメントが寄せられた。 「妖怪大戦争」で子役時代に祖父と孫の役で共演した神木隆之介さんは「とても良くしてくださり、本当の祖父のようでした」と優しかった現場での菅原さんをしのんだ。 「仁義なき戦い 広島死闘篇」などで共演した北大路欣也さんは「激しく、熱い、文太さんの波動が忘れられません」と短い言葉で悼んだ。 市川崑監督の「映画女優」で共演した吉永小百合さんは「密度の濃い日々でした。溝口(健二)監督と田中絹代さんに扮(ふん)しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的なご発言も、私の心に強く響いております」とコメントした。 晩年は有機農業や脱原発、そして反戦のメッセージを発信し続けた菅原さん。妻の文子さんは「小さな種をまいて去りました。一つは無農薬有機農業を広めること。