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ブックマーク / blog.tinect.jp (8)

  • 「安っぽい個性」に逃げないで。

    ある航空会社の機内誌に「とがっていていい、個性を失わないで」という、社長の新入社員向けのメッセージが掲載されていた。 そこでふと「個性的とは何か」という話を思い出したので、書いてみることにする。 一般的に「個性的」といえば、どのようなものを想像するだろうか? 「格好が人と違う」こと挙げる人もいれば、「旅が好き」「映画に詳しい」といった趣味の側面を挙げる人もいる。単純に「奇行が目立つ」といったことを挙げる人もいるかもしれない。 あるいは「はっきりモノを言う」とか「思慮深い」といったことを「個性的」と評する人もいる。 もちろんそれらを「個性」と呼ぶことは人の自由である。だが、私が聞いた「個性的」という話はそのような話ではなかった。 ———————— もう10年位前になるだろうか。私が、当時通っていた会社の経営者に「個性を尊重する経営」を掲げる方がいた。 「個性を尊重」という経営者は決して少なく

    「安っぽい個性」に逃げないで。
  • 「つまらない」を「面白い」に変える技を学生に教わった

    苦労している方には申し訳ないと思うのだが、就活の時期は大変面白く、エキサイティングなことが数多く起きる。 普段、社会人とあっていると気づかない、当たり前だと思っていたことや、単なる習慣でやっていたけど、実はあまり意味のなかったことなど、学生の方々から意外な気づきをを得る良い機会となるからだ。 こんなところでも「いろいろな価値観に触れることは大事だな」と思う。 さて、今シーズン最初の面接で、面白いことがあったので書いてみたい。 ある学生の面接に同席した時のことだ。 この会社は志望の動機や学生時代にやっていたことを聞き、一通りその学生のイメージの大枠を掴んだ所で、次に「得意だと自分で思っていることは何ですか」と月並みな質問をする。 自分の強みと、他者が見る強みはかなり異なることが多く、次は「友達からは何が得意だと思われていますか?」と聞こうと思ったのだ。 どの当たりまで自分を客観視できる人かと

    「つまらない」を「面白い」に変える技を学生に教わった
  • あるところで有能な人が、別の場所では無能になる。

    仕事のパフォーマンスは「個人の能力」に影響を受けるが、必ずしもそれだけではない。チームの文化、同僚や上司との相性、裁量の範囲など、様々な要因によって大きく変動する。 したがって「どんな職場でも高いパフォーマンスを発揮できる人」は、稀有な存在だ。 高い能力を持つ人を雇い入れても、今ひとつパッとしない、ということは、往々にしてあるし、前職のパフォーマンスが良いからといって、現職でパフォーマンスが高いとは限らない。 これは、経験的にはよく知られていることだ。 さて、「過去に有能だった人が、新しい環境でパフォーマンスを発揮できていない状態」のときの扱いはかなり難しい。人には高いプライドがあるし、他の人の期待値も高いからだ。 他者の評価は期待値が高い分、辛口になり、人はパフォーマンス低下を環境のせいにしてますます意固地になる。 「能力は高いが、職場を乱す人」は、こうして出来上がる。 さて、このよ

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    jacknicon
    jacknicon 2015/12/30
  • 上司が部下を育てられなくなってきている。

    最近相談されることの多い、経営上の悩みの1つが「上司が部下を育てられなくなってきている」という悩みだ。最近立て続けに同じような悩みを持つ経営者にお会いして、状況を聞くと、概ね次のような状況だ。 経営者は言う。 「上司が育成したくない、というわけではないんだよ。もちろん、育成していない、というわけでもない」 「ではどのような状況なんでしょう?」 「いや、育てられないんだよね。部下を。」 「どういうことですか?」 「あまりはっきりいいたくないのだが…要するに、彼らの持っていた知識やスキルが、既に役に立たなくなっていて、部下に教えても大して仕事の役に立たない、ということがたくさんあるんだよ。 逆に、仕事で必要なスキルは、若い子たちのほうが遥かに強かったりする。技能の逆転が起きているんだよね。」 どうやら、想像以上に上司の持っていた知識の陳腐化のスピードが早いようで、若い子たちは「上司はガミガミ言

    上司が部下を育てられなくなってきている。
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    jacknicon 2015/11/11
  • コツコツ努力を継続するための7つの基本動作

    コツコツ努力を続けることは、とても大事だ。でも、そうは言うがコツコツ続けることはとても難しい。3日坊主、という言葉が示すとおりである。 また個人ではなく、会社であってもコツコツ続けることは更に難しい。偉大な結果はすぐには出ないので、質的に短気な存在である会社は、努力の結果を待てない。 だが結局のところ、他社が真似を出来無いことを必死こいてやるから、エクセレントな会社になるのだから、会社こそ、コツコツ続けることが大事であるにもかかわらずである。 「ブログ」も、 「ダイエット」も 「資格取得」も 「スキルアップ」も 「改善」も 「新規事業」も 「商品改良」も 「グロースハック」も 新しい試みは全て、コツコツ続けなくては何の意味もない。殆どの人も会社も「口だけで何もしない」というよりは、「結果が出るまでしつこくやらない」のである。 そこで登場することが多いのが「精神論」である。考えない会社や人

    コツコツ努力を継続するための7つの基本動作
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    jacknicon 2015/09/20
  • 【大学探訪記 Vol.12】R社に就職が決まってしまう大学生とは

    普通に就職が決まってしまう大学生っていったい何してんだろ?勉強をしているようには見えないし。 そんな疑問を抱えつつ、先日R社に内定をもらったという大学生に直接話を聞く機会があったので聞いてみました。 現在、慶應義塾大学商学部4年生の今給黎泰佑(イマキイレタイスケ)くんです。 彼は先月就職活動を終え、けっこうな努力の甲斐あって幸いにもいくつかの企業から内定をもらい、最終的にはほぼ希望通りのR社へ就職が決まったそうです。 就職活動を格的にはじめたのは1月から。インターシップの選考に漏れたり、ESで落とされたりは数知れず。とは言うものの就活のセオリー通り、落ちたからと言って腐らずに8月まで就職活動を続け、複数社から内定をゲットしたとのこと。 ところで、大学生活で勉強しているように到底見えないけど勉強してたの? 「いいえ、勉強らしい勉強はしてないですね。だいたい大学での勉強って何ですか?」 この

    【大学探訪記 Vol.12】R社に就職が決まってしまう大学生とは
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    jacknicon 2015/09/14
    小麦を栽培していないなら、ゼロからラーメンを作ったなど書くべきではない。
  • 楽に努力せよ、という上司がいた

    その上司は努力をさせる名人だった。が、彼はいつも、「楽に努力せよ」と言った。 この言葉は一見矛盾しているようだが、そうではない。 何事もうまくやれるようになるためには、たとえ才能があったとしても努力が必要だが、その努力をどのように行うかは選択することができる。 すなわち、つらい努力をするか、楽に努力をするかである。 そして、つらい努力は長続きしない、というか、そもそもそれは単なる「苦痛に耐えている」であって、実は努力ではない。楽に努力をすること、努力を継続するための工夫も含めて「努力」と呼ぶ。 彼は、そう言っていた。 例えば、読まなければならないがあるとする。 あなたはそれにとりかかる、10ページも読むとつまらなくなってくる。つらい、でも読んでレポートを作らなければならない。投げ出したくなるところを耐えて、頑張って、10時間でへとへとになって終わった。 これは「努力した」といえるのか。

    楽に努力せよ、という上司がいた
  • 部下に「何回も同じことを言わせるな」と叱責する上司は無能ですよ。

    「何回も同じことを言わせるな」は、出来の悪い部下への定番のセリフである。あれほど注意したのに、あれほど念押ししたのに、同じようなミスを繰り返す部下は、上司の悩みの種だ。 「また遅刻か、何度言ったらわかるんだ」 「また報告書の提出を忘れたのか。何をやってるんだ。」 「またお客さんへの電話を忘れたのか、何回も同じことを言わせるな」 言われる部下もつらいだろうが、叱る上司の方もつらい。 「何度言われてもうっかりミスの減らない部下」が、上司の胃痛の種となっているケースはいくらでもあるだろう。 しかし、こういった上司に対してあえて苦言を呈する経営者もいる。もう7年ほど前になるだろうか。ある製造業の会社で耳にした話だ。 「何回も同じことを言わせるな、という上司のセリフは無能の証ですよ」 と、その経営者は言った。 「上司の役割の一つは、部下に同じミスを何度も繰り返させないことですから。当たり前のことです

    部下に「何回も同じことを言わせるな」と叱責する上司は無能ですよ。
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