(CNN) 作家ハーマン・メルビルの小説「白鯨」に出てくるような真っ白いクジラが今年もオーストラリア沖に姿を現し、ホエールウオッチングの人々を喜ばせている。 このクジラは研究者から「ミガルー」と名付けられたザトウクジラ。17日に目撃されたのに続き、19日にもシドニー沖を泳いでいるのが確認された。 ザトウクジラは毎年、南極沖から同国北東部沖グレートバリアリーフ付近の繁殖地へと移動するため、ミガルーもそうした移動の最中と見られる。目撃されるのは3年連続だ。 世界各国の白クジラの目撃情報を記録したウェブサイトを運営するオスカー・ピーターソンさんによれば、記録に残っている全身真っ白な成体のザトウクジラはわずかだという。